リキスポーツパレスとは
力道山が作り上げたリキスポーツパレスの紹介と現在の様子など。
リキスポーツパレスとは?
かつて「プロレスの殿堂」とも呼ばれていた建物がありました。
「リキスポーツパレス」です。
戦後の復興とともに爆発的な人気を誇った伝説のレスラー、力道山。
そんな彼が相撲の蔵前国技館のような常設のプロレス会場が欲しいと願い造られた建物です。
着工は1960年。
総工費15億円という当時としては破格の予算が用意された1台プロジェクトでした。
どんなビルなの?
このリキスポーツパレスは地上9階建て。
その中にはさまざまな施設が入居していました。
「リキ・ボクシングジム」「リキ・レスリングジム」といった格闘関連の施設のほか、
当時としては画期的だった女性専用のスポーツジムもありました。
また、ボウリング場やキャバレー、サウナなども入居しており、
プロレス会場の枠を超えた総合的なスポーツ・娯楽施設として誕生しました。
7回には美容教室とエステもあり、この施設がいかに時代を先取りしていたかを
感じさせてくれます。
なお、「リキ・ボクシングジム」からは藤猛という世界チャンピオンも生み出しています。
メインのプロレス会場は3階から5階までを使っており、 3000人が収容できる規模を誇っていました。
現在のリキスポーツパレスは?
しかし、力道山の死後は経営状況が悪化、のちに近畿観光株式会社に
売却されてしまいました。
その後は社交場などに活用されていましたが、
1992年に建物の老朽化を理由に取り壊されてしまいました。
現在では跡地にはオフィスビルが建っており、
当時の雰囲気の名残を感じることは困難です。
リキスポーツパレスは今ではすっかり遠のいた昭和の時代を
象徴する存在だったといえるでしょう。